第4日 配列の扱い(関数利用[通信])
1時限目:メール関数
2時限目:ファイルシステム関数
メール送信とファイルアップロードについて、いずれもPHPが提供する標準の関数を利用することで簡単に実現できますが、ただ与えられた要件を実現するというだけでなく、「追加関数の組み込み方」や「エラー処理の手法」「設定ファイルphp.ini」など関係するトピックスについても扱ってみます。
◆◆◆◆DEC教材による動作確認◆◆◆◆
★練習問題★
◆◆◆◆まとめ(1時限目)◆◆◆◆
● デフォルトで利用することのできない関数のことを、「拡張関数」といいます。拡張関数を組み込む方法には、「静的組み込み」「動的組み込み」という2つのアブローチがあります。
●メール送信するのには、mb_send_mail関数を使用します。
●連想配列から順に値を取得するには、foreach命令を利用すると便利です。
●キーボードから直接表現できない特殊文字を、PHPでは「\+文字」の形式で表現できます。このような文字のことを「エスケープシーケンス」といいます。
●メールにはさまざまなヘッタ情報を指定することができます。代表的なものにTo:、Cc:、From:、Subject:などがあります。
●header関数を利用することで、レスポンスに任意のヘッダ情報を追加することができます。例えば、locationヘッタを追加することで、リダイレクト機能が実現できます。
◆◆◆◆まとめ(2時限目)◆◆◆◆
●アップロードしたファイルの情報は、スーパーグローバル変数$_FILESで取得することができます。
●アップロードファイルは、デフォルトで一時フォルダに仮保存されますので、move_uploaded_file関数で目的のフォルダに移動させなければなりません。
●php.iniでは、アップロード処理を制御するためのさまざまのパラメータを用意しています。
●フォルダ情報を取得するためには、ディレクトリ関数とファイルシステム関数を利用します。
●ファイルシステム関数には、ファイル情報を取得する他にも、ファイルの種類を判定したり、フォルダ/ファイルを操作したりするための関数が用意されています。