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02CGIのMS-DOSプロンプト環境

(1)ActivePerlとは

Windows 上 で perl (パール)言語を使えるようにするための紹介ページです。 ActivePerl は AN HTTPD など Windows 上のウェブサーバで perl でくまれた CGI を使うときに必要となります。AN HTTPD 単体では perl の CGI が使えないので、ActivePerl が必要になります。 もしインストールをしない状態で perl を使おうとしても『'perl'はコマンドとして認識されません』とコマンドライン上でエラーになります。 ActivePerl のインストール方法は簡単で、普通のウインドウズのソフトをセットアップする感覚です。 特殊なCygwin環境を構築したりする必要が無いので、比較的簡単に perl 環境をつくることが出来るでしょう。  ActivePerl 自体は 一時ActiveState社によって開発されているソフトです。

(2)perlとの互換性は?

Linux や BSD のサーバ上で CGI を動かしているのと殆ど変わりません。普通の perl スクリプトをくんだり、 簡単な CGI であれば問題なく動作出来ると思います。 気をつけなくてはいけないのは、モジュールが PPM(Perl Package Manager) という方式でパッケージ管理されている点です。 CPAN(シーパン) で公開されている色々なモジュールの組み込みに不具合が出てしまうので、それだけ注意です。

(3)バージョン情報(2011/08/18現在)

ダウンロードするバージョンはどちらでも良いと思います。 ActivePerl-5.12.4.1205-MSWin32-x86-294981 … unicode(UTF-8) 対応です。Jcode.pm が内包され、日本語の処理方法が変わっています。 … とりあえず導入してみたい場合このバージョン 5.6.x 系で大丈夫です。日本語処理には jcode.pl が使うのが一般的だと思います。

(4)ダウンロード方法

1.公式サイトのダウンロードページにアクセス 
  ActivePerlダウンロードページ(ActiveState.com) 
2.ダウンロードしたいバージョンのファイルをクリックする 
3.確認画面が表示されるので、【保存(S)】をクリックします。 
  あとはダウンロードが終了するまでしばらく待ちます。 
4.ダウンロードが終わったら【実行(S)】をクリックします。 
  ボタンを押すとセットアップに進みます。 
  ※もし【ダウンロードの完了】という画面が開いていなければ、
    デスクトップ上にアイコンが作成されています。
 【 ActivePerl-xxxx.msi 】の
  アイコンをクリックしてセットアップに入ることが出来ます。 

(5)セットアップ方法

1.まずダウンロードを行い、インストーラー
 (プログラムを自動で実行するためのソフトの事です)を起動します。
2.画面が表示されたら【 Next> 】(次へ)をクリックします。 
3.ライセンス確認画面が表示されます。
 画面の下にある【 I accept the terms in the License Agreement】
 (使用許諾条件に同意します)を選んでから
 【 Next>】(次へ)をクリックします。
4.セットアップの詳細指定画面です。
 特に変更する必要はありません。そのまま【 Next>】(次へ)をクリックします。
5.パッケージ(ppm)管理時に個人情報を保存するか確認画面です。
 この画面も特に設定する必要はありません。そのまま【 Next> 】
 (次へ)をクリックします。
6.追加オプションの指定画面です。
 そのまま【 Next>】(次へ)をクリックします。 
 『 Add Perl to the PATH environment variable 』
 (perl の場所を環境変数に加える)はチェックをしておいたほうが良いです。
 コマンドライン上で、どこでも perl と入力して実行することが可能になります。 
7.最終確認画面です。【 Install 】(インストール)をクリックすると組み込み作業が
 自動開始します。 あとはセットアップが終わるまで待ちましょう 
8.作業完了です。【 Finish 】(完了)をクリックして組み込み画面を閉じます。
 お疲れ様でした! ……パスを通す&動作確認……  
9.動作確認です。 
 perl のパスを通す(どこでも perl と入力して使えるようにする作業の事です)ために、
 Windows を【 ログオフ 】するか【 再起動 】します 
10.再度 Windows にログインすると、コマンドライン上から perl が使えるように
 なっている事が確認出来ます。
 確認は Windows の【 スタート 】→【 プログラム(P) 】→【アクセサリ】→
 【 コマンド プロンプト 】を選び、画面を開きます。
 コマンドライン上で【 perl -v 】と入力すると、perl のバージョン情報が
 表示されます。
 以上です、

(6)PATH(パス)って何?

PATH(パス)というのは、日本語で言うと『経路情報』や『道順』といった意味があります。 つまり、どこにプログラムやファイルがあるか、あらかじめ指定しておくことを 実際の使用では、たとえばコマンドを入力するとき【 C:\hoehoe\hoe.bat 】というファイルを実行したいとき、 そのまま【 C:\hoehoe\hoe.bat 】と入力する必要があります。ですが、 【 C:\hoehoe 】をパスに追加しておけば、【 hoe.bat 】と入力するだけで、 Windows 上どこでも使うことが出来るようになります。これが【パスが通っている】からです。

①パスを確認・編集してみよう
確認するためには、ウインドウズのデスクトップにある【マイコンピュータ】のアイコンを右クリックして 【 プロパティ(R) 】を選びます。選ぶと『 システムのプロパティ 』という画面が開きます。 確認するには、【 詳細設定 】のタブ(見出し)をクリックして【 環境変数(N) 】を押します。 画面下の『 システム環境変数 』にある『 Path 』という項目がパスの指定されている場所です。 追加したり削除するときは、【 編集(I) 】をクリックします。
  たとえば、【 C:\hoehoe 】をパスとして追加したい場合は、末尾に【 ;C:\hoehoe 】と指定します。 【 ; 】(セミコロン)がパスの区切りです。hoehoe2 もパスに追加したい場合は【 ;C:\hoehoe2 】と引き続き実行して指定できます。

②実験してみよう
それでは、ちょっとパスを通してみる実験をしてみましょう。 先の例に出した「 hoehoe.bat 」を、コマンドプロンプト上のどこでも実行できるようにするための実験です。 まず、エクスプローラーを開き、【 C:\ 】に移動します。新しいフォルダ【 hoehoe 】を作成してください。 次に【 hoehoe 】ディレクトリに移動します。 ディレクトリ移動後は【 ファイルの新規作成で hoe.txt 】を作成します。ファイルの中には次のように記述してください。

@echo パスを通すテストです
PAUSE
ファイルを保存し終わったら、【 hoe.txt 】を【 hoe.bat 】と名前変更します。 クリックすると、画面に「パスを通すテストです」と表示されます さて、この段階でコマンドプロンプトを開いて【 hoe.bat 】を入力してみてください。 【操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。】とエラーがでてしまいます。
これはパスが通っていないためです。【 C:\hoehoe\hoe.bat 】と フルパス(full path=ファイルの場所をC:\という先頭からすべての経路を指定する方法を呼びます)で指定すると実行できます。
パスを通すためには、先ほどのパスの設定・確認から『システム変数の編集』を開きます。 そこに【 ;C:\hoehoe 】を追加して【 OK 】ボタンを押してください。
  そのまま『 環境変数 』や『 システムのプロパティ 』画面も『 OK 』で閉じて大丈夫です。 ここで、コマンドプロンプトの画面を開きなおします。Windows の【 スタート 】→【 プログラム(P) 】→ 【 アクセサリ 】→【 コマンド プロンプト 】を選び、新しく画面を開きなおします。 ここで【 hoe.bat 】と入力すると、実行されるはずです。【 C:\hoehoe\hoe.bat 】とフルパスで入力する必要がなくなりました。 【 C:\hoehoe 】にパスが通っているからです。
ちなみに、コマンドプロンプト上で【 PATH 】とだけ入力すると、今どこにパスが通っているか一覧表示されます。 以上です、お疲れ様でした!!!(´ー`)